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臨床研修プログラム

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管理型臨床研修施設:日本歯科大学附属病院
施設番号:050370
研修プログラム番号:050370001
プログラムの名称:藤見歯科医院プログラム
1. 研修施設の紹介
当施設は東京銀座中央通りに面したビルの4階にあり、今年で開業26年目を迎えます。 スタッフは歯科医師常勤8名(うち、臨床研修指導歯科医4名)、矯正の専門医(非常勤で1名)歯科衛生士8名、診療助手6名、受付員4名、歯科技工士1名です。 診療設備は治療台8台を配置し、個室1台を含めてそれぞれ個人空間を確保したセパレートタイプになっています。また治療台とは別にインフォムドコンセント(説明に基づく同意)を行うためにカウンセリングルームを設け、十分な話し合いのうえ、治療を進めています。1日の患者数は約80人前後、時間を十分に掛けた診療を行っています。
2. 研修プログラムの概要
1)基本プログラム
当研修プログラムは管理型臨床研修施設である日本歯科大学附属病院の研修プログラムの一環として行われるもので、基本的には同プログラムに則り実施します。 研修プログラムは管理型長期プログラム(A)(B)(C)の3タイプがあって、当院の研修は4ヵ月または8ヶ月が対象期間です。 研修時間は平日の午前10時から午後7時(うち休憩60分)とします。 研修内容は「基本習熟コース」と「基本習得コース」を実施します。
3. 研修プログラムの特徴
臨床研修指導歯科医が4名いるため、マンツーマンでの対応が可能です。 都心にある医院のため、子供と老人の患者さまは少ないがインプラントを始め多くの症例を手がけており、歯科医師としての視野が拡大されます。 ファントムを活用した模型実習による技術の修得が期待できます。
4. プログラムの内容
【一般目標】 個々の歯科医師が患者の立場に立った歯科医療を実践できるようになるために、 基本的な歯科診療に必要な臨床能力を身につける。
【行動目標】 基本的な臨床症例の反復訓練の実施
【ユニット】
1.オリエンテーション
【一般目標】当院で歯科臨床研修が行えるように、基本的な歯科診療に必要な態度・マナーを身につける。    
  • (1)(社会人としてのモラル)
    社会の一員としての役割と良識のある社会人としての心構え、挨拶、表情、身だしなみ
  • (2)(医療人としてのモラル)
    歯科医師としての基本的な心構え、歯科医師の使命、医療管理者としての役割
2.医療面接
【一般目標】患者さまの要望に耳を傾け、問題解決の手段を提供する課程を修得する。
  • (1)(模擬演習 話の聞き方、答え方のCommunication skillを身につける。)
  • (2)(予診表の記入と確認)
  • (3)(病歴「主訴、現病歴、既往歴、家族歴」の聴取と記入)
  • (4)(患者さまの心理、社会的背景への配慮の仕方)
  • (5)(患者さま・家族に必要な情報の提供の仕方)
  • (6)(インフォームドコンセントの構築)
  • (7)(患者さまのプライバシーの厳守と個人情報の保護)
  • (8)(QOL「Quality of life」の向上)
3.歯科臨床の基本の習熟
【一般目標】各診療行為が円滑に行なえるよう基本動作の確認とその習熟を目指す。
  • (1)(予防処置)scaling・polishing・TBI
    歯科医師の口腔内での器具の操作と歯ブラシの使い方と習慣チェック
  • (2)(X線撮影)
    デンタル・パノラマの撮影と読影
  • (3)(口腔内写真)
    5枚法による撮影
  • (4)(歯科材料の取り扱い)
    材料の名称と使用方法
  • (5)(歯科診療器具の取り扱い)
    器具の名称と使用方法
  • (6)(消毒・滅菌・院内感染)
4.高頻度治療の習熟
【一般目標】一般的な歯科疾患に対処するために、高頻度に遭遇する症例に対して必要な臨床能力を身につける。
【行動目標】
  • 1)齲蝕の基本的な治療を実践する。
  • 2)歯髄疾患の基本的な治療を実践する。
  • 3)歯周疾患の基本的な治療を実践する。
  • 4)抜歯の基本的な処置を実践する。
  • 5)咬合、咀嚼障害の基本的な治療を実践する。
  • (1)(主訴の治療)
    的確な主訴の診断と治療
  • (2)(麻酔)
    麻酔の手技(無痛麻酔)・浸潤麻酔、伝達麻酔・効かないときの対処法・麻酔に起こるトラブル
  • (3)(歯周治療)
    歯周治療の流れの理解・チャートの記入法・歯周初期治療・ポケット測定、動揺度、コンタクト、P-cur、SRP、咬合調整
  • (4)(保存修復)
    齲蝕診査・レントゲン読影・罹患歯質の除去・歯髄保護法・窩洞形成・CR充填・インレー修復
  • (5)(歯内療法)
    歯髄の保存と抜髄の判定・麻酔抜髄、根管治療の手技・クラウン、ポストの除去法・旧根充材の除去・感染根管治療の手技・根管口明示と拡大・根充法
  • (6)(歯冠補綴)
    生活歯の形成・失活歯の支台築造・クラウンの形成・印象、咬合採得・補綴物の調整、装着
  • (7)(外科処置)
    全身管理(内科的疾患とコントロール)・抜歯の判定基準・普通抜歯の手技・消炎処置・投薬の知識
  • (8)(治療計画)
    治療計画のための情報収集・治療計画の立案
  • (9)(インフォームドコンセント)
    治療計画の説明に基づく同意
※「基本習得コース」
【一般目標】生涯にわたる研修を行うために、より広範囲の歯科医療について知識、態度及び技能を習得する態度を養う。
【ユニット】
5.高頻度治療
【一般目標】実際の治療に習熟する。また、難易度の高い症例の見学と治療法を確認する。更に一口腔単位での多数歯欠損及び難症例の治療計画を立案する。
  • (1)(医療記録の作成と管理)
  • (2)(歯科技工指示書の記載)
  • (3)(歯周治療)
  • (4)(保存治療)
  • (5)(歯内治療)
  • (6)(外科治療)
上記の内容は基本習熟コースに基き実践する。
6.補綴
  • (1)(クラウン)
  • (2)(ブリッジ:欠損補綴)
  • (3)(審美修復)
  • (4)(難易度の高い欠損補綴)
7.義歯
  • (1)(部分義歯)
  • (2)(総義歯)
  • (3)(コーヌス、マグネット、インプラントを利用した義歯)
8.インプラント治療
  • (1)(診断)
  • (2)(オペ及び補綴)
9.矯正
  • (1)(診断)
  • (2)(フルブラケット)
  • (3)(MTM:補綴前処置として)
10.予防・メンテナンス
  • (1)(PMTC)
  • (2)(エアーフロー)
  • (3)(ホワイトニング)
11.全身疾患患者の治療
  • (1)(問診)
  • (2)(検査)
  • (3)(治療上の注意)
  • (4)(投薬)
12.医療安全・感染対策
  • (1)(安全管理のための指針)
  • (2)(医療事故等の院内報告制度)
  • (3)(安全管理のための委員会)
  • (4)(職員研修)
  • (5)(救急処置)
  • (6)(accident incident)
5. 研修方略
  • 1.グループ討議
    歯科医グループによるケース・スタディ
  • 2.実習
    ファントムヘッドによる模型実習
  • 3.自習
    読書、VTR、テープスライド学習
6. 評価(形成的)
  • 1. 口頭試問
  • 2.報告書の提出
    一週間毎に報告書を提出し、臨床研修指導歯科医によるチェック
  • 3.チャート及びX-ray写真の提出
    臨床後臨床研修指導歯科医によるチェック
  • 4.模型実習
    ファントムヘッドで実習を行い、臨床研修指導歯科医によるチェック
7. 研修医に望むこと。
当院は患者さまと末永くお付き合いすることをモットに診療をしており、診療には時間を掛けて丁寧な治療を行っています。従って、歯科医師一人当たりの患者数はそれ程、多くなく、臨床のケースを多く期待する研修医には不向きです。 その反面、臨床の基礎をきちんと学ぼうとする者にとっては大変よい環境と言えます。 研修医であっても立派な職業人ですから患者さまを自身の家族だと思って対応してくださる人に来ていただきたく思います。当院としては将来、開業医を目指す者で研修後も当院の一員として活動できる人であれば更に研修の成果が相互に活かされると考えています。
8. 終わりに
何分、当院は開業医です。患者さまの治療に専念するため、診療中は十分な時間が割けないかと思います。当院も鋭意努力はいたしますが、研修医におかれましても臨床研修指導医が指導し易いよう協力いただくことをお願い致します。
以上
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